職業名とかポジションとか役職名とかなんかそういう「名前」みたいなのがついてしまうと、人は、そう人間はそこに自分をなんか入れ込んでしまう、気付かないうちに。
中田ネタは続くんですけども。この人はほんとうに見ていて飽きないし、魅力的だと思う。ミッドフィールダーで、パスのイメージが強いんだけど、実際はものすごく走ってドリブルしてるし、シュートもばんばん放っている。そういうところがもう、なんていうか、わおーーー、っていう感じなんだよね。じぶんを型にはめこまない。わたしはそういうタイプに、むかしっからとことん弱い。
職業名とかポジションとか役職名とかなんかそういう「名前」みたいなのがついてしまうと、人は、そう人間はそこに自分をなんか入れ込んでしまう、気付かないうちに。
たとえば、猫はそんなことしない。「俺は猫なんだから、ニャン、と鳴かなくちゃ。ネズミを捕らなくちゃ。」とか思わない。実際はいろんな鳴き方をするし、行動パターンも猫の数だけある。人間はそういうのからなかなか自由になれない。
でも、中田は、ヒデは、自由なんだよね。そういうあれこれから。サッカー選手、Jleague、とかそういうイメージにもぜんぶハメられなかった。
わたしの場合運動は運動でも社会運動なんだけど、運動家、活動家も、まあ、古典的、典型的、保守的なイメージにはまり込んでしまう人は多い。それだとね、もったいないんだよね。ミッドフィールダーだからって、パス以外のこともやっていいし、やったほうがいいし、やるべきなんだよ。
と、サッカーなんかできないわたしに思わせてしまう、ヒデはすごいんだよ。