知恵蔵日記( ..)φ

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野良猫という言い方をやめ、「地域猫」としてみんなで地域の一員として迎え、名前をつけて大切にする。それだけで、猫の表情やしぐさが全く違ってくる。

保護猫活動、地域猫活動を続けている。わたしが関わっている猫たちがかわいいのは、かわいがられているからかわいいのだ。かわいいからかわいがられるのではない。命はその扱われ方で決まる。言うまでもないが、人間と同じである。「賢いね、いいこだね」と言いながら育てられれば賢くていいこになる。「かわいいね、おりこうだね」と言われればそうなる。猫もおなじである。

 

野良猫という言い方をやめ、「地域猫」としてみんなで地域の一員として迎え、名前をつけて大切にする。それだけで、猫の表情やしぐさが全く違ってくる。人間は敵ではなくなり、かわいがってくれる対象となるため、攻撃性が減り、関係性がよくなる。ゴミが荒らされなくなり、住民も好意的になり、人間同士もなかよくなる。それが地域猫活動である。その、すべてが。

 まだ保護できていない「野良猫」をときどき見ると、その子たちはおびえており、おどおどし、こそこそしている。痩せて栄養が足りておらず、毛並みもよくない。人間に対する不信感が強く、呼んでもなかなか来てくれない。ときどき誰かがどなったり、追いかけたりしているのを見るとやめてほしいと思う。実際「あのこは怖がりなので、どうか怒鳴らないでやってください。」とお願いしたこともある。そうやって、一頭一頭保護していく。

地域猫に対して人は好意的だが野良猫に対しては冷たい。これがこの社会の特徴をよくあらわしていると思う。差別的で、排除的である。同じ猫なのに、扱いが違う。

 

 

なので毎回書いていることなのですが、猫好きさんは、ぜひ地域猫活動に参加してください。各地でみなさんボランティアを募集されています。里親になれる人は少ないし、家族猫になれるラッキーな猫も少ないですが、地域猫や猫ボラならみんながなれます。そして、手術が徹底して頭数が減れば、殺処分が減り、ゼロになる日も必ず実現します。

人間のみなさん、いっしょにがんばりましょう。

 

 

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