向いている、ということは大事です。無理がないということは、続けられるし、楽しみを見出せるからです。
いろいろな運動にずっと関わってきて、運動三昧なわたしの人生なわけですが、自分に向いている、合っている、と思うのは「地域猫」です。自分でも意外でした。
あたまで考えることと実際の向き不向きは全く別です。友情や愛情関係の相手、就職先などもそうです。服だって、実際着て、生活してみないとほんとうに「合う」かどうかは分かりません。だから、実践的実際的なことをわたしは大切にしてきました。
なぜ「地域猫」活動がわたしに向いているか。それはなんというか、地味で地道で毎日の生活の中にあり、少しずつではあるけど、確実に成果の出るものだからです。それは、わたしが長年慣れ親しんできた語学の世界と共通するものです。単語を覚え、構文を覚え、少しずつ文章が長くなり…のあの世界です。なつかしいかんじです。
反原発とかヴィーガンという世界規模の運動とはまた違う、地味で地道なひっそりとした世界です。向いている、ということは大事です。無理がないということは、続けられるし、楽しみを見出せるからです。
「地域猫」活動に向くわたしの性格( ..)φ
①あまり出歩かず、家にいたり、近所を散歩したりするのが好き。
②猫が好き。
③人と話すのが苦にならず、おしゃべりが得意。
④講師歴が長く、何度もおなじことを説明するのに慣れている。また、新規の相手にも慣れている。
こういう点があります。
きのうは、近所の小学生の女の子たちに、地域猫パピちゃんが大人気だったので、地域猫のこと、手術のこと、動物病院のことなどを説明したら、一生懸命聴いてくれ、しかも、いろいろな野良猫情報をくれました。
ちょっとしたゲームをしてあげたらすごく喜んでくれ、お菓子とお土産(キティの色ペン)をあげました。最近は、小学生は知らない大人には警戒して話してくれませんが、パピちゃんのお母さんであるわたしは話しかけていただき、うれしかったです。
猫を保護したら、動物病院、無理ならわたしでもいいから、と話したら、「やってみる!」と言ってくれました。TNRは性教育でもあるから、ビミョーな年頃でしたが、それでも、猫が増えるとたいへんだ、ということは分かってくれてよかったです。
と、こんな調子で地味に地道に、しかも確実にがんばっていこうと思います。