戦争に反対しない人間に親の資格はない、とわたしは思う。

 昨日、地元での集団的自衛権反対集会に参加した。いつもの服装で、カメラも持たず、ただ行ってきた。そういうかんじでふらっと参加する人が増えればいい。こういう活動歴は長いから、顔見知りも多い。久しぶりにお会いしてうれしかった方も何人かいた。みなさん、息の長い活動をしておられ、頭が上がらない。イラク戦争の時にいっしょに活動していた真宗のご住職と会った。「元気にしていろよ。」とおっしゃってくれた。

　国会前や官邸前にも、座り込みの人はたくさんいる。「座り込み」と書けば簡単だが、実際は暑さや雨、湿気でたいへんだ。高齢化は進んでいる。「父の日」とか「高齢者にやさしく」とかほんとうに思うなら、こういう心あるひとたちに座り込みをさせても平気な社会をなんとかするべきなのだ。もっとちゃんと報道するべきなのだ。戦争に反対しない人間に親の資格はない、とわたしは思う。

　また、こどもや教え子、門徒などがいなくたって、人は人として、戦争に反対すべきなのだ。それだけのことを、多くの人は理解できない。

みなさんの熱意で、反対勢力は強まっている。がんばるしかない。今のような状況を「正念場」というのだ。