知恵蔵日記( ..)φ

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劣等感にさいなまれていた自分がうそみたいで、ああ、比較されずにのびのび一人でやれるっていうのは、こんなにも楽しいことなんだな、としみじみしてしまう。

わたしはどちらかというと社交的なタイプだったので、ヴィーガンになると決めたとき、「さびしくなるんだろうな」と予想はしていた。でも、アニマルライツ運動に身を投じるのであれば、まあ、自分に対して矛盾のないようにしたかったし、なによりわたしは「差別をなくしたくて」アニマルライツ運動をやっているわけだから、動物たちを愛護動物とか畜産動物とかに分けてしまえばそれは差別なわけで、それは絶対にしたくなかった。だから、かなり早い時期に結論を出して身近な人に宣言し、ヴィーガン生活を始めたのでした。

 まあ、友達は減ったというか、しょっちゅう会うような友達はいなくなったし、外食は減っていき、いまではほぼ皆無となり、買い物も迷いながらも必要最低限のものだけ、取り寄せるか買いに行くか、というかんじになりうろうろすることもなく、娯楽といえば落語を聞くこと、あとは仕事、猫の世話、語学、といった日々で、さびしいというより、さっぱりした、さらに言うならばせいせいした感のある日々を送っており、自分の人生のなかで、今がいちばんいい。というか納得している。わたしは幸せなんだと思う。なんの後悔もないばかりか、なんでもっと早くならなかったんだろうとすら思うけど、きっと、わたしにふさわしいときだったんだと思う。だって、それまでもヴィーガンな人たちとの出会いはあったけど、そうはならなかったわけで。

 ではヴィーガンな人たちとしょっちゅう会いたいか、つるんで遊びたいかとかいうとそうでもなく、なんかものすごく自分自身に集中していて、こんなのははじめてなので、ヴィーガンなかまとヴィーガンカフェに行きたいかといえば、まあ、たまには行きたいけど、でも、べつにいっか、というかんじ。むかしのわたしが今のわたしを見たらたぶん別人にみえるだろう。

 語学も楽しい。いままでは、やはり、勉強とか義務感の域を出ない部分はあったけど、楽しい。大学であんなに劣等感にさいなまれていた自分がうそみたいで、ああ、比較されずにのびのび一人でやれるっていうのは、こんなにも楽しいことなんだな、としみじみしてしまう。

 あのまま年だけ取っていたら、と思うとほんとうに怖い。よかった、今の自分に出会えて。

 

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