地域のTNR活動や、保護活動に力点を置いていて、その延長での里親という選択なので、ねこ、と言ってもまあ、いろんな猫と関わります。
動物性の衣類を着ないので、ドライクリーニングの必要がなく、また衣類の数自体が少ないから、すごく楽です。ウールもいらない。フリースでじゅうぶんだから。
命の犠牲は必要がない。ウールは羊さんのもの。
ねこ、ねこ、ねこ…な日々です。ただ、譲渡され里親になるというのではなく、わたしの場合は、地域のTNR活動や、保護活動に力点を置いていて、その延長での里親という選択なので、ねこ、と言ってもまあ、いろんな猫と関わります。リターンして、地域猫として定着している猫のお世話も含めれば、日常的に20頭以上と日々関わって暮らしています。
大変だろう、と思っていました。まあ、そうです、たいへんなわけだけれども、でも、この生活以外、もはや考えられない。わたしのやりたいことであり、好きな猫たちと関われることであり、里親になれたことであり、地域のみなさんとの交流であり、そのすべてだから。人間社会で、人間とだけ接していては得られない視点をもらうことだから。
小さな猫がわたしのひざの上にちょこんと乗っかって、わたしをじっと不思議そうに見ている。これ以上すばらしいことなんて、わたしには思いつかないから、本を読むのもやめて、買い物も後回しにして、自分のことなんかどうでもよくなって、ずっとその子を撫でていました。
となりのレンタカー屋さんの駐車場で、大きな声で泣き叫んでいた小さな子。その子のおかげでわたしは今日も生きることができます。ほんとうに。保護されてくれてありがとう。ずっと、ずっと、一緒だよ。