だから、いったん、古い自分を死なせないと、いけない。
だれかを少し、喜ばせること。
不満を言うより、自分が「与える」ほうになってしまえば、とたんに生きやすくなる。
そのほうが、自分にとっても、ずっと幸福なのだ、とわかる。
不平不満、ねたみ嫉みに付き合うよりも、実際なにかを「する」人になってしまったほうが、ずっといいのだ、とわかる。
あれがない、これがほしい、と思うならば、工夫したりお願いしたりすることもうまくなってくる。
自分をいったん、全部捨ててしまえば、また別の形で戻ってくる。
植物みたいに、また元気になって生えてくる。
だから、いったん、古い自分を死なせないと、いけない。