知恵蔵日記( ..)φ

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少なくとも、この小さな猫は、生まれてきて、ひとりぼっちで泣いているよりはずっとよかったじゃないか。

今週のお題「わたしの本棚」

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読むより、書く、が多いので、好みのメモ帳や手帳を手元に置いています。

 

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「情けは人の為ならず」ということわざは、本当ですが、それの応用編の「情けは猫の為ならず」というのもまた本当です。最近また立て続けに保護して、そう思います。

近所に、猫仲間の高校生の男の子がいて、その子が駐車している車の下をのぞき込んでいるので、どうしたのか聞いたら、「猫がいる」ということだったので、その辺にいる人みんなで協力して、保護しました。最後はわたしが軍手で捕まえました。あれは、今年上半期、わたしがもっともがんばった瞬間の一つです。集中力とか、気合とか、そういうのをかき集める。なので、この活動は、周りで見ているよりずっと大変だ、ということをわたしは書いておきたいのです。

 その子を、病院に連れていく、世話する、育てる、などを毎日やっていると、その子を世話しているわけだけれども、やはり、わたし自身がやはり、いちばん幸せなんだ、とふと思う。この子は、あの男の子が発見してくれなかったら、わたしが捕まえて病院に連れて行かなかったら、たぶんもう、この世にいない。交通事故で亡くなっているか、衰弱し、餓死している。その前に、カラスなどに食べられていたかもしれない。

だから、やっぱり、わたしはこの子に出会えたんだと思う。わたしの胸の上で寝息を立てているこの子に。幸せなのは、わたしなんだ、と思う。

 人でも、猫でも、ちょっと気を付ければ、身近に助けを求めている存在はたくさんいる。それに気づくかどうかで、生き方が全然違ってくる。わたし自身の人生はたいしたことはないし、別に自分なんてどうだっていいんだけれども、少なくとも、この小さな猫は、生まれてきて、ひとりぼっちで泣いているよりはずっとよかったじゃないか。

そんなことを思うと、自分の人生も、少しだけましになる。

どんなことも、かならず自分に還ってくる。だから、なにか、ひとつでもいいことを。

 

 

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