勉強熱心、読書好き、というのも、わかりにくいけど、貧困の一種かもしれません。
今週のお題「わたしの本棚」
革命、のはなしのつづきね。国家規模の革命ではなくて、個人の生活内のプチ革命。「プチレボ」のはなしね。
わたしが一番、貧困だったとき。なんでわたしはこんなにたいへんなんだろう、と思いましたね。勉強だって、仕事だってがんばってきたのに。そして、ふと思った。「がんばる」から搾取されるのであって、貧困っていうのは個人の性質じゃなくて、「搾取されている」という状態なんだよな、と。ということは、搾取されなければいいんだ、と思い、いろいろ考え始めたんですよ。
まずは、買うのをやめたんです。シャンプーが切れた。買わないで、お湯で洗う。洗剤がなくなった。水洗いする。そうやって、消費をやめればやめるほど、楽になるし、いいもんだとわかる。親がやってきて、この「物がない」という状態に文句を言い、いろいろ持ってこようとするのを全力で阻止し、快適に暮らすことにして、わたしは貧困を脱していきました。
そんなこんなで、いまも、基本的にそれは続いています。洗わない革命、「無洗革命。」毎日の洗濯は、水洗い1回です。あとはすすぐだけ。さすがにちょっとなんかな、っていうときは、汚れているものに石鹸をごしごしなすりつけて、それを洗濯機に入れ、洗います。それで充分。洗剤とか柔軟剤とかは、ほんとうにいらないです。みなさん、気付いてください。 洗剤や柔軟剤で病気になって、病院にかかれば病気という貧困が待っています。
勉強熱心、読書好き、というのも、わかりにくいけど、貧困の一種かもしれません。
なので、あるときからわたしはあまり読まなくなりました。必要なことを知ればそれでいいので、あとは考えたり、書いたりしています。好きな本は何度も読むけどもね。
買って、読んで、知識をためて、っていうのも「所有」なんですよね。過剰な所有は自分を苦しめるだけです。できるだけ、身軽でいること、「ミニマム革命」は、モノだけのはなしではない、というおはなしでした。