わたしは次の世界に行きたい。そこで見えるものを表現したい。
夢の中でわたしはいつも、大きな駅や空港にいて、出発時刻に間に合うように独り走っている。ものすごく焦っている。
西口に行こうとするのに、東口に出てしまったりする。どこに行きたいのか途中で失念したりもする。
そういう夢をよく見る。
あるいは、試験前。試験があることも知っている。でも、なにも知識がない。またやり直さなくてはならない、と焦っている。そういう夢もよく見る。
わたしは次の世界に行きたい。そこで見えるものを表現したい。
そうやって、現実世界でも、目が覚めても、ずっと走っている。