わたしたち「人類」はことばを持っている。それをいかに平和、非暴力の道具にしていくか。それにかかっているだろうと思う。わたしは、じぶんのことばを、そのためにのみ使いたい。
という本を友人が送ってきてくれたので読んでいる。ちゃんと時間をかけて読みたい。
昨日から、さっと目を通していて、これはほんとうに多くの人にも読まれるべき本だ、と思い、紹介したい。図書館などにリクエストしてください。
また、平和・非暴力を提唱するすべての人々は読むべきだろうと思います。
医療にしても、産業にしても「人間」ありきで、動物はその劣位としてしか語られないその現状こそが、非暴力からは遠く、差別の根本である、ということにわたしたちはもっと直面すべきで、また、戦争を語るときも「多くの人命が」でなく、人間が巻き込んだ多くの生き物、生態系について語られるべきなのだ。
社会学は人間中心でありすぎた。運動も人間のためを掲げすぎている。
わたしたちはそこを根本的に見直す必要がある。そうでなければ、非暴力運動として成立していない、ということを認めなければならない。
人類、というのは加害者として語られる文脈では出されるべきだが、それ以外は「生き物」として尊重し合う姿勢を大切にしたい。しかし、わたしたち「人類」はことばを持っている。それをいかに平和、非暴力の道具にしていくか。それにかかっているだろうと思う。わたしは、じぶんのことばを、そのためにのみ使いたい。