考え始める個人が集まって、そして、お互いがお互いを刺激し合い、そしてその熱が、結果として社会変革を及ぼす、というようなことだろうと思う。
今週のお題「思い出の先生」
原発反対運動の中にいると、いろんなものが見える。いままでわたしはなにを見てきたんだろうと思う。運動というのはそういうことだろうと思う。社会をどうこう、ではなく、考え始める個人が集まって、そして、お互いがお互いを刺激し合い、そしてその熱が、結果として社会変革を及ぼす、というようなことだろうと思う。
山本太郎氏のように有名でなくても、若くて賢くて、という人にもたくさん会った。こんな人たちには運動以外では会えない。大学の市民講座なんかにはいない。上り旗、メガホン、汗まみれのＴシャツ、ぼろぼろのライトバン、優しいまなざし。
わたしは彼ら彼女らから、形にならない、素敵ななにかをたくさんもらった。それをいつも反芻して生きている。みんな、今日は、なにをしているだろう。彼ら彼女らが守られますように。わたしたちの想いが、社会を包みますように。
