知恵蔵日記( ..)φ

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本気で、命を守るために何かに反対したことのある人ならば分かることも、やったことの無い人には分からない。

「女へん」の漢字にろくな漢字はないが、なかでも「媚びる」の「媚」という漢字は断トツだな、と思う。女性が劣位に置かれてきた、ということを端的にあらわしている。

差別される側が取る態度は、二通りである。①媚びて気にいられる。か、②自分の思うことを述べて嫌われるか。かである。わたしは②の人である。だから、嫌われるのには慣れている。

 

 多くの人は嫌われることに慣れていない。特に女性はそうだろうと思う。主張したり、自分の意見を言ったり、反対する、抗議する、ということを嫌がる。そして、そういうことをしている人々を差別し、事態はどんどん悪くなる。まともな意見を言う人を孤立させ、「過激」「極端」とし、自分を中庸、穏健にしてしまえば、いい人をやれる。まあ、いい。そういうあれこれにも慣れた。わたしはできないけど、「あなたは」頑張ってね、というのにも慣れた。普段は嫌がるくせに、いざとなったら頼りにしてくるその態度にも慣れた。わたしは小さいころから、父親を筆頭に一族の男衆は敵だった。母親はだまって見ていた。それにも慣れた。

 

 嫌われるというのは、命がけである。ここを許すわけにはいかない、という決意なので、ガッツがないとやれない。生意気とか、そういうレベルの話ではない。原発反対、戦争反対、など人として当たり前のことも、そんな風に置き換えられ、自分たちの命を差し出しつづけ、命を守ろうとする人たちを差別し、切り離し続ける人々の群れ。

 本気で、命を守るために何かに反対したことのある人ならば分かることも、やったことの無い人には分からない。だから、わたしは、分かる人と、その痛みを通じてつながって行く。分からない人は、分かるまで放っておく。もう、時間がないから。やることをやらないと、本当に手遅れになってしまうから。わたしが嫌われるくらい、ぜんぜん、大したことじゃないから。

 

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