わたしと猫と、その子猫。
わたしと猫と、その子猫。
子猫は赤ん坊だから、まだトイレがうまくできない。
わたしが布団に横になると、枕元に来て、やわらかいうんちをする。
梅雨どきだというのに、わたしは毎日シーツやらパジャマやらおせんたく。
生きるというのは、生活というのは、命とともにある、というのは、ままならないこと。晴れた日に洗濯したい、というのはわたしの勝手で、そんなことは実際にはなかなかうまくいかない。
小さい子猫はわたしをじっと見つめる。わたしもじっと見つめ返す。
わたしのところにやってきた猫と、その小さな子猫。